明石家さんま、グループ卒業・引退発表のモー娘。横山玲奈に撤回のススメ「やめんなよ」

お笑い芸人の明石家さんまが11日、メインパーソナリティーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』（午後10時）に出演。12月5日のコンサートでグループ卒業、芸能界引退が決まっている番組レギュラーのモーニング娘。’25・横山玲奈に引退撤回を勧めた。

　メニエール病のため療養し、活動再開した横山が番組に復帰。さんまが冒頭で「今日は横山が帰ってきました。どういう状態？　今は元気なの？」と体調を確認すると、横山は「はい、元気です」と明るく返した、さんまは「ちょっと休んで、治療して。もうコンサートもやってんねやろう？」と聞くと、横山は「はい。ライブも復帰させていただいて」と説明。卒業まで2か月を切る中、久々となる『ヤンタン』出演を喜んだ。

　さんまは長嶋一茂との親交から、一茂の父で6月に死去した“ミスタープロ野球”長嶋茂雄さんから大事にされたという自身の話から「本当に良かった。頑張って来てね。頑張って来ればこういうことになんねん。長いこと頑張れば」と思いを明かすと、「横山も、今は『卒業』って言ってるけどもやな、やめないで頑張れば、いろんなつながりがまたできんねんけどやな。お前は（芸能界から離れて）違うつながりが欲しいのか？　今は」と問いかけた。

　横山は「そんなつながりを求めてるわけではないんですけど、まあ、もう言っちゃったんで。『芸能界をやめます』って。言っちゃったから、もう…」と後ろ向きなコメント。さんまが「『言っちゃったから』って撤回できるって」と言うと、横山は「できますか？」と驚いた様子で反応した。さんまは「アメリカスポーツ界なんて、お前、引退やってすぐ帰って来るよ」と“神様”マイケル・ジョーダンの例などを挙げた。村上ショージは「さんまさんだって『60（歳）でやめる』言うとってんから」と明かし、さんまも「そや。60でやめる言うてて。（70歳の今も）新人並みの運動量で」と同意した。

　さんまは「だから、撤回はできるからな、横山、ホンマに」と念押しすると、横山は「なるほど、じゃあちょっと…」と意味深に返答。さんまが「いっぱいいる。やめる言うて、またスタートした人もいるしな」と話すと、横山は「喜んでくれますかね？　みんな」と乗っかった。さんまはスポーツでチームを移籍して好結果を出す例も多いとし、「お前が違うアイドルグループに入れば」と禁断の発言。笑いが起きる中、村上が「社長が許さんわ、そんなもん。出れるわけないやろ」とダメ出しした。さんまは「かわいいだけじゃだめですか」と言うと、「あっ、このグループ行けよ。モー娘。で『かわいい』で売ってたんやから」と横山にCUTIE STREET入りを進言。横山は「かわいい。あの子たち」と印象を口にした。

　番組後半、横山が『ヤンタン』での発言をきっかけに、夢だったソロラジオ『モーニング娘。’25横山玲奈のそろそろソロラジオしてもいい頃』が23日にMBSラジオでの放送が決まったと報告。さんまは、卒業前に新たな挑戦を試みる有能な横山に対し、「ここへ来て？　じゃあ、お前、やめんなよ。そうしたら」と再び発言。村上も「1回、やってみてからね」と続くと、さんまは「なあ。それで評判良かったら、ラジオパーソナリティーで残っていったたらええねやろ」といい、「卒業すんねやろう？」と確認。横山が「卒業します」と肯定すると、さんまは「手応えあったらどうすんねや？」と聞くと、横山は「どうしましょう」と笑いながら返答。さんまは「撤回や！　撤回や！」と勧めた。村上が「ラジオ（での活動）とかね」と言うと、さんまは「お笑いも好きやしな」とした。横山は「ここでお話しできたからつながったんで」と午後9時からの1時間番組に感謝。あくまで「1回きりで卒業記念」とした。

　横山の卒業公演（羽賀朱音も同時卒業）が開催される12月5日は『ヤンタン』の収録日で、横山の最終出演は1週前の11月28日になることが決定的になった。会場が横浜アリーナとあって、開演からの観覧が難しいさんまが「途中から入んのも失礼やし」と言うと、横山は「いやあ。全然、何ならステージ上から登場していただいても」と大歓迎していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7dfcefa9961595e3afa4a156e3ffbfb934b1af8